XMTrading(エックスエム)のゼロ口座は、スプレッド0.0pips〜の狭いレートで取引し、その代わりに取引金額に応じた取引手数料を別に支払う口座タイプです。スプレッドは4タイプで最も狭いものの、手数料を足した実質コストで比べると評価は大きく変わります。
XMのゼロ口座は最大レバレッジが500倍に抑えられ、入金ボーナスとXMP(ロイヤルティポイント)も対象外です。2026年9月にKIWAMI極がXMPの付与対象に加わったため、現在XMPが貯まらない口座タイプはゼロ口座だけになりました。
本記事では、XMゼロ口座の手数料の計算方法、USDJPY・EURUSD・GOLDの実質コスト試算、KIWAMI極・スタンダードとの比較、向いている人、追加口座での開設手順までを2026年11月時点の情報で解説します。
- スプレッド0.0pips〜+取引金額10万ドルあたり往復10ドルの手数料(USDJPYなら1ロット約1,500円)
- 手数料込みの実質コストはKIWAMI極より高く、スタンダードより安い(当サイトのUSDJPY試算)
- 最大レバレッジは500倍。入金ボーナスとXMPは対象外
- 最初の口座はスタンダードで自動開設されるため、ゼロ口座は追加口座として約1分で開設する
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XMゼロ口座とは|生スプレッド+手数料の口座
XMのゼロ口座とは、スプレッドを0.0pips近くまで狭くする代わりに、取引のたびに手数料を支払う料金体系の口座です。海外FXでは一般に「手数料型」や「ECN型」と呼ばれるタイプにあたり、コストがすべてスプレッドに含まれるスタンダードやKIWAMI極とは払い方そのものが異なります。
XM会員ページの口座タイプ選択画面でも、Zeroのカードには「最低スプレッド:0pips」「手数料あり」と表示されます。スタンダード・マイクロ・KIWAMI極の3タイプが「手数料なし」と表示されるのとは対照的です。まずは基本スペックを整理します。
XMゼロ口座の基本スペック2026年11月時点
「ゼロ」は手数料ゼロという意味ではない
XMゼロ口座の「ゼロ」は、最低スプレッドが0.0pipsからという意味で、取引コストがゼロになるわけではありません。スプレッドを狭くした分を手数料で支払う設計のため、比較は必ず「スプレッド+手数料」の合計で行う必要があります。
手数料は新規注文と決済の両方にかかる往復制で、USDJPYを1ロット建てて決済すると10ドルが必要です。ドル建ての手数料は円口座では円に換算されるため、1ドル=150円なら約1,500円、1ドル=160円なら約1,600円と、為替レートによって円建ての負担も変わります。
スタンダード・KIWAMI極とのコスト構造の違い
XMの4つの口座タイプは、コストの払い方で2つのグループに分かれます。スタンダード・マイクロ・KIWAMI極はコストがスプレッドだけの「スプレッド型」、ゼロ口座だけがスプレッドと手数料を分けた「手数料型」です。
- スプレッド型(スタンダード・マイクロ・KIWAMI極)|気配値に表示されるスプレッドがそのまま取引コスト
- 手数料型(ゼロ)|狭いスプレッドに、取引金額に比例する往復手数料が加わる
スプレッド型は気配値を見ればコストが分かりますが、ゼロ口座は気配値に表示されない手数料を足して考える必要があります。この「見えないコスト」が、ゼロ口座を最も安い口座だと誤解しやすい原因です。
XMゼロ口座の手数料|計算方法と引かれ方
XMゼロ口座の手数料は、1ロットあたりの定額ではなく「取引金額」に比例して決まります。XM公式の案内では、取引金額10万ドルあたり往復10ドル(片道5ドル)です。
手数料の計算式|取引金額10万ドルあたり往復10ドル
FX通貨ペアの1ロットは、基軸通貨(通貨ペアの左側)の10万通貨です。そのためXMゼロ口座の手数料は1ロットあたり往復10基軸通貨となり、USDJPYなら10ドル、EURUSDやEURJPYなら10ユーロ、GBPJPYなら10ポンドが目安です。
ゴールド(GOLD)は1ロット=100オンスのため、「価格×100オンス」が取引金額になります。XMの解説では、GOLDが4,000ドルのときの片道手数料は20ドル(往復40ドル)とされています。
- 計算式:往復手数料(ドル)= 取引金額(ドル換算)÷ 100,000 × 10
- USDJPY 1ロット:取引金額10万ドル → 往復10ドル
- GOLD 1ロット(4,000ドル時):取引金額40万ドル → 往復40ドル
同じ1ロットでも、pips換算した手数料の重さは銘柄によって異なります。主な銘柄の往復手数料を、仮の為替レートで計算すると次のとおりです。
銘柄別|ゼロ口座の手数料(1ロット往復)
USDJPY
10ドル
円換算 約1,500円
約1.5pips相当
EURUSD
10ユーロ
ドル換算 約11.7ドル
約1.2pips相当
EURJPY
10ユーロ
円換算 約1,750円
約1.75pips相当
GBPJPY
10ポンド
円換算 約2,000円
約2.0pips相当
GOLD
40ドル
価格4,000ドル時
0.40ドル幅相当
仮の値:1ドル=150円・1ユーロ=1.17ドル(175円)・1ポンド=200円・GOLD=4,000ドル。実際の手数料は注文時のレートで決まります
ドルストレートのEURUSDは約1.2pips相当で済みますが、クロス円のGBPJPYでは約2.0pips相当まで重くなります。ゼロ口座でクロス円を多く取引する場合は、スプレッドの狭さよりも手数料の大きさが効いてくる点に注意が必要です。
MT4とMT5で手数料が引かれるタイミング
XMゼロ口座の手数料が口座残高から差し引かれるタイミングは、MT4とMT5で異なります。XM公式の案内では、MT4は新規注文時に往復分をまとめて、MT5は新規注文時と決済時に片道分ずつ差し引く仕組みです。
手数料が引かれるタイミング(USDJPY 1ロットの例)
MT4
MT5
合計額はどちらも往復10ドルで同じです。違うのは計上されるタイミングだけです
MT4でゼロ口座を使うと、ポジションを建てた直後から残高が往復分減るため、「勝手にお金が引かれた」と勘違いしやすくなります。これは手数料の先払いで、決済時に改めて手数料が引かれることはありません。
手数料とスプレッドの確認方法
XMゼロ口座の手数料は、MT4/MT5の「取引」タブや口座履歴の「手数料」欄に、ポジションごとの金額が表示されます。試算どおりの金額かどうかは、0.01ロットの小さな取引で一度確かめておくと確実です。
スプレッドは、MT5の気配値表示を右クリックし、「表示列」から「スプレッド」にチェックを入れると一覧で確認できます。表示はポイント単位で、通貨ペアの場合は10ポイント=1pipsとして読み替えます。

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XMゼロ口座の実質コスト|3銘柄で試算
XMゼロ口座の実質コストは「スプレッド+手数料」で求めます。ここでは当サイトが2026年8月に計測したスプレッドと仮の為替レートを使い、USDJPY・EURUSD・GOLDの3銘柄で1ロットあたりのコストを計算しました。
ゼロ口座の実質コスト試算(1ロット往復)
USDJPY
KIWAMI極 約1,100円/スタンダード 約2,300円
EURUSD
KIWAMI極 約1.0pips/スタンダード 約1.9pips
GOLD
KIWAMI極 約24〜26ドル/スタンダード 約55〜58ドル
スプレッドは当サイト計測値(2026年8月・通常時)。為替レート・金価格は仮の値(1ドル=150円・1ユーロ=1.17ドル・GOLD=4,000ドル)。早朝や指標発表時は全口座でスプレッドが広がります
USDJPY|実測ベースで1ロット約1,600円
USDJPYのゼロ口座の実測スプレッドは0.0〜0.1pipsで、1ロットのスプレッドコストは最大でも100円程度です。ここに手数料10ドル(1ドル=150円の仮の値で1,500円)が加わり、実質コストは約1,600円(1.6pips相当)になります。
同じ時期の計測で、KIWAMI極は約1.1pips(約1,100円)、スタンダードは約2.3pips(約2,300円)でした。USDJPYのゼロ口座は、スタンダードより1ロットあたり約700円安く、KIWAMI極より約500円高い位置づけです。
EURUSD|手数料だけで約1.2pips相当
EURUSDのゼロ口座は、手数料が10ユーロ(1ユーロ=1.17ドルの仮の値で約11.7ドル)となり、手数料だけで約1.2pips相当のコストがかかります。EURUSDは1ロットの1pipsが10ドルのため、ドル建ての手数料をそのままpipsに置き換えやすい銘柄です。
当サイト計測のKIWAMI極は約1.0pips、スタンダードは約1.9pipsでした。ゼロ口座はスプレッドが0.0pipsでもKIWAMI極を上回り、スタンダードより安くなるのはスプレッドが約0.7pips未満のときに限られます。
GOLD|金価格が上がるほど手数料も増える
XMのゴールド(GOLD)は取引金額が大きいため、ゼロ口座の手数料も通貨ペアより重くなります。GOLDが4,000ドル(仮の値)のとき1ロットの取引金額は40万ドルとなり、往復手数料は40ドルです。
当サイト計測のゼロ口座のGOLDスプレッドは約0.12ドル(1ロット12ドル)で、合計は1ロット約52ドルになります。KIWAMI極(約24〜26ドル)の約2倍で、スタンダード(約55〜58ドル)とほぼ同じ水準です。ゴールドの証拠金計算や口座タイプ別の条件はXMのゴールド取引ガイドを参考にしてください。
公式の最低スプレッドで比べると順位が変わる
口座タイプ選択画面に表示される最低スプレッド(スタンダード1.0pips・KIWAMI極0.6pips・ゼロ0.0pips)をUSDJPYに当てはめて計算すると、1ロットのコストはKIWAMI極600円、スタンダード1,000円、ゼロ1,500円となり、ゼロ口座が最も高くなります。ただし最低スプレッドは最も条件の良い瞬間の値で、平常時のスタンダードは実測2.3pips前後です。
ゼロ口座の手数料は取引のたびに必ずかかる一方、スタンダードやKIWAMI極のコストは時間帯で上下します。比較には、自分が取引する時間帯の実際のスプレッドを使うのが確実です。口座タイプ別の実測値と時間帯の傾向はXMのスプレッド一覧にまとめています。
ゼロ口座とKIWAMI極・スタンダードの比較
XMのゼロ口座を選ぶかどうかは、KIWAMI極・スタンダードとの比較で決まります。実質コストに加え、ボーナス・XMP・スワップ・レバレッジまで含めて3タイプを並べました。
ゼロ・KIWAMI極・スタンダードの比較(2026年11月時点)
ゼロ
USDJPY実質コスト
- 手数料往復10ドル/10万ドル
- 最大レバレッジ500倍
- 入金ボーナス対象外
- XMP対象外
- スワップあり
KIWAMI極
USDJPY実質コスト
- 手数料なし
- 最大レバレッジ1,000倍
- 入金ボーナス対象外
- XMP対象
- スワップ主要銘柄フリー
スタンダード
USDJPY実質コスト
- 手数料なし
- 最大レバレッジ1,000倍
- 入金ボーナス対象
- XMP対象
- スワップあり
実質コストは当サイト計測スプレッド(2026年8月)+手数料(1ドル=150円の仮の値)。13,000円の口座開設ボーナスは1人1回・最初の口座が対象です
実質コストはKIWAMI極が最安、ゼロは2番手
XMの3タイプを実測ベースのUSDJPYで比べると、1ロットあたりの実質コストはKIWAMI極(約1,100円)、ゼロ(約1,600円)、スタンダード(約2,300円)の順に安くなります。EURUSDとGOLDでも、KIWAMI極が最安という結果は同じでした。
この差は取引量に比例して積み上がり、USDJPYを月10ロット取引するとゼロ口座とKIWAMI極の差は年間約6万円、月50ロットなら年間約30万円になります。取引量が多い人ほど、手数料のないKIWAMI極の優位が大きくなる計算です。
KIWAMI極との違いはXMP・スワップ・レバレッジ
XMのゼロ口座とKIWAMI極は、どちらも入金ボーナスの対象外という点では共通しています。違いは、KIWAMI極が2026年9月からXMPの対象になったこと、主要銘柄がスワップフリーであること、最大レバレッジが1,000倍であることの3点です。
実質コスト・特典・レバレッジのいずれもKIWAMI極が上回るため、ゼロ口座を選ぶ理由は「スプレッドそのものの狭さ」に絞られます。KIWAMI極の詳しい条件は次の記事を参考にしてください。

スタンダードとの違いはボーナスの有無
XMのスタンダード口座はゼロ口座よりスプレッドが広い一方、100%+20%の入金ボーナスとXMPを受け取れます。ボーナスで証拠金を増やせるうちは、1ロットあたり約700円のコスト差よりもボーナスの価値が大きくなりやすいです。
マイクロ口座を含む4タイプ全体の比較や目的別の選び方は、XMの口座タイプ比較を参考にしてください。
ゼロ口座のボーナス・XMP・レバレッジ
XMのゼロ口座は、コスト以外の条件がもっとも割り切られた口座タイプです。ボーナス・XMP・レバレッジの3点は、開設前に確認しておく必要があります。
口座開設ボーナスは追加口座では受け取れない
XMの13,000円の口座開設ボーナスは口座タイプを問わない特典ですが、受け取りは1人1回で、最初の口座が対象です。2026年の開設フローでは最初の口座がスタンダードで自動開設されるため、追加口座として作るゼロ口座で13,000円を受け取ることはできません。
口座開設ボーナスの受け取り方と条件は、XMのボーナス解説を参考にしてください。
入金ボーナス(100%+20%)は対象外
XMの入金ボーナスはスタンダード・マイクロ口座だけが対象で、ゼロ口座への入金には付与されません。2026年10月5日〜30日の秋の特別ボーナスキャンペーンでも、ゼロ口座は対象外でした。
XMPが貯まらないのは現在ゼロ口座だけ
XMP(XMポイント)は取引量に応じて貯まるロイヤルティポイントで、ボーナスに交換できます(上位ステータスでは現金への交換も可能)。2026年9月にKIWAMI極が付与対象に加わったため、2026年11月時点でXMPの対象外となっている口座タイプはゼロ口座のみです。
取引量が多い人ほどXMPの還元は大きくなるため、ゼロ口座のコストを評価するときは「XMPがない分の還元差」も加味する必要があります。
最大レバレッジ500倍|必要証拠金は2倍
XMゼロ口座の最大レバレッジは500倍で、スタンダード・マイクロ・KIWAMI極の1,000倍の半分です。同じポジションを持つのに必要な証拠金は、他の3タイプの2倍になります。
ゼロ口座のレバレッジ上限と必要証拠金
USDJPY 1ロット
ゼロ(500倍)30,000円
他の3タイプ(1,000倍)15,000円
GOLD 1ロット
ゼロ(500倍)800ドル
他の3タイプ(1,000倍)400ドル
必要証拠金=取引金額÷レバレッジ。仮の値:1ドル=150円・GOLD=4,000ドル。段階制限は全口座の合計有効証拠金で判定されます
総有効証拠金が8万ドルを超えると、ゼロ口座も他の口座タイプと同じ段階制限の区分に入ります。判定は口座ごとではなく全口座の合計で行われるため、資金を複数口座に分けても制限は回避できません。レバレッジ制限の詳細はXMのレバレッジ解説を参考にしてください。
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XMゼロ口座の対応銘柄と取引ルール
XM公式の口座タイプ案内では、ゼロ口座の取扱いとしてFX通貨ペア・貴金属のほか、株価指数などのCFDも挙げられています。ただし手数料がかかる銘柄とかからない銘柄があり、銘柄名の表記も他の口座タイプと異なります。
手数料がかかるのはFX通貨ペアと金・銀
XMゼロ口座で取引手数料が発生するのは、FX通貨ペアとゴールド・シルバーです。株価指数などのその他のCFDは手数料がかからず、コストはスプレッドのみになります。
そのため「ゼロ口座はすべての銘柄に手数料がかかる」わけではありません。実際に取引できる銘柄と各銘柄のスプレッドは、MT4/MT5の銘柄一覧と気配値で確認するのが確実です。
ゴールドは「GOLD.」と末尾に記号が付く
XMでは同じ銘柄でも、口座タイプによって銘柄名の末尾が変わります。ゴールドの場合、スタンダードは「GOLD」、KIWAMI極は「GOLD#」、ゼロ口座は「GOLD.」と表示されます。
MT4/MT5の気配値に目的の銘柄が見つからない場合は、「銘柄」画面で末尾の記号まで含めて探してください。EAやインジケーターで銘柄名を指定している場合も、ゼロ口座の表記に合わせて設定し直す必要があります。
週末対応のGOLD24-7もMT5なら取引可能
2026年9月に追加された週末対応のゴールド銘柄「GOLD24-7」は、スタンダード・KIWAMI極と同じく、MT5のゼロ口座でも取引できます。GOLD24-7はMT5専用のため、MT4で開設したゼロ口座では利用できません。
スワップ・ロット上限・ゼロカット
XMゼロ口座はスワップフリーの対象ではなく、ポジションを翌日に持ち越すとスワップポイントが発生します。水曜日のロールオーバーで3日分がまとめて付与される点も、スタンダード口座と同じです。
- 1回の注文は最大50ロット、同時保有は最大200ポジション
- 最小取引サイズは0.01ロット(1,000通貨)
- ゼロカットが適用され、残高がマイナスになっても追証はなし
- 同一口座内の両建ては可能(複数口座をまたぐ両建ては禁止)
取引ルールの多くは4タイプ共通で、ゼロ口座が他のタイプと大きく異なるのは、手数料の有無とレバレッジの上限の2点です。
ゼロ口座はスキャルピング・EAに向く?
XMゼロ口座は「スキャルピング向け」と紹介されることが多い口座タイプです。XMはどの口座タイプでもスキャルピングとEA(自動売買)を認めていますが、コスト面で本当に有利かどうかは計算で確かめる必要があります。
スキャルピングは狙い幅に対するコスト比で見る
スキャルピングは1回の値幅が小さいため、コストが利益に占める割合が大きくなります。USDJPYで1回5pipsを狙う場合、ゼロ口座のコスト(約1.6pips相当)は狙い幅の約3割を占めます。
狙い幅に対するコストの割合(USDJPY 1ロット)
5pips狙い 46%
10pips狙い 23%
5pips狙い 32%
10pips狙い 16%
5pips狙い 22%
10pips狙い 11%
コスト=実質コスト(スタンダード2.3/ゼロ1.6/KIWAMI極1.1pips相当)÷狙い幅。当サイト計測スプレッド(2026年8月)と1ドル=150円の仮の値で計算
コスト比で見てもKIWAMI極が最も有利で、ゼロ口座はスタンダードよりは有利という序列は変わりません。スキャルピングでゼロ口座を選ぶなら、コスト以外の理由が必要になります。
狭いスプレッドが効くのは逆指値の判定
ゼロ口座のスプレッドの狭さが実際に効いてくるのは、逆指値(ストップ)の発動です。MT4/MT5のチャートは通常Bid(売値)で表示されますが、売りポジションの決済はAsk(買値)で行われるため、スプレッドが広いほどチャート上の価格が届いていなくても逆指値が発動しやすくなります。
ゼロ口座は平常時のBidとAskの差がほとんどないため、チャートで見た価格と約定判定の価格がほぼ一致します。損切り幅を数pipsに絞る手法では、この差が手数料以上の意味を持つ場合もあります。
EAではコストを一定額として見積もれる
EAでゼロ口座を使う利点は、平常時のスプレッドがほぼ0.0〜0.1pipsのため、コストの大部分が取引金額に比例する一定の手数料になる点です。1回あたりのコストを固定額として扱えるため、EAの損益試算が立てやすくなります。
ただしゼロ口座も変動スプレッド制で、早朝や指標発表時にはスプレッドが広がります。その時間帯の取引を止める設定は、他の口座タイプと同様に必要です。EAの導入手順や禁止事項はXMのEA解説を参考にしてください。
XMゼロ口座が向いている人・向かない人
XMゼロ口座が向いているかどうかは、取引スタイルとボーナスの使い方でほぼ決まります。ここまでの試算をもとに、向いている人と向いていない人を整理しました。
ゼロ口座が向いている人
- 損切り幅を数pipsに絞る短期売買をする
- BidとAskの差を最小にしたいEAを動かす
- コストを「スプレッド」と「手数料」に分けて管理したい
- 入金ボーナスを使い切り、スタンダードよりコストを下げたい
ゼロ口座が向いていない人
- 入金ボーナスで証拠金を増やしたい→スタンダード
- XMPで取引の還元を受けたい→スタンダード・KIWAMI極
- 実質コストを最小にしたい→KIWAMI極
- 1,000倍のレバレッジを使いたい→他の3タイプ
- ゴールドを長期で持ち越したい→KIWAMI極
ゼロ口座が向いている人
XMのゼロ口座が向いているのは、損切り幅を極端に狭く取る短期売買や、BidとAskの差を最小にしたいEAを使う人です。入金ボーナスを使い切ったあとに、スタンダード口座よりコストを下げつつ、狭いスプレッドで取引したい場合にも選択肢になります。
ゼロ口座が向いていない人
入金ボーナスやXMPで還元を受けたい人、1,000倍のレバレッジで少ない証拠金から取引したい人には、ゼロ口座は向いていません。単純に取引コストを最小にしたい場合も、手数料のないKIWAMI極のほうが有利です。
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XMゼロ口座の開設方法【追加口座で1分】
XMゼロ口座は、会員ページから追加口座として開設します。最初のリアル口座はMT5・スタンダード・日本円で自動開設されるため、ゼロ口座を使うには口座有効化を済ませたあとに追加口座を作る流れになります。
XMの追加口座の開設は約1分で終わり、本人確認書類の再提出も必要ありません。手順は次の6ステップです。
「+」→「リアル」→「続行」をクリック
ホーム画面の口座カード右上にある「+」をクリックします。右側に表示される「取引口座の開設」で「リアル」を選び、「続行」をクリックします。

プラットフォーム(MT5/MT4)を選ぶ
「MetaTraderのプラットフォームタイプを選択」の画面で、MT5かMT4を選んで「続行する」をクリックします。開設後は変更できないため、使いたいEAやインジケーターがMT4専用でなければMT5を選ぶのが基本です。GOLD24-7を取引したい場合もMT5が必要です。

口座タイプの選択で「Zero」を選ぶ
「口座タイプの選択」の画面で、Zeroのカードを選びます。カードに「最低スプレッド:0pips」「手数料あり」と表示されていることを確認し、「続行する」をクリックします。
レバレッジ・基本通貨・口座名を設定する
「取引口座のカスタマイズ」の画面で、レバレッジ・基本通貨・口座名を設定します。ゼロ口座のレバレッジは最大500倍(500:1)で、基本通貨はUSD・EUR・JPYから選べます。
口座名は「ゼロ口座 短期売買用」のように用途がわかる名前にしておくと、複数口座の管理がしやすくなります。利用規約などへの同意にチェックを入れ、「続行する」をクリックします。
取引口座のパスワードを設定して完了
MT4/MT5へのログインに使う取引口座のパスワードを設定し、「完了」をクリックします。完了画面に「MetaTraderログイン」「プラットフォームタイプ」「MetaTraderサーバー」が表示され、同じ情報がEメールでも届きます。

発行されたMetaTraderログインとサーバー名でMT4/MT5にログインすれば、ゼロ口座での取引を始められます。資金は会員ページから入金するか、既存の口座から振り替えて用意します。追加口座の上限数や複数口座の使い分けは、次の記事で詳しく解説しています。

口座タイプは変更不可|ゼロ口座への乗り換え
XMでは、開設済みの口座の口座タイプ・プラットフォーム・基本通貨を後から変更することはできません。スタンダード口座をゼロ口座に変えたい場合は、ゼロ口座を追加で開設して資金を移す方法を取ります。
既存口座からゼロ口座へ乗り換える3ステップ
XMで既存口座からゼロ口座へ乗り換える手順は、追加口座の開設・資金の振替・旧口座の整理の3段階です。
- ゼロ口座を追加開設する|前章の6ステップで作成(1アカウント最大8口座)
- 資金を振り替える|会員ページの「口座の管理」から既存口座の資金をゼロ口座へ移動
- 旧口座を整理する|残高をゼロにして放置するか、不要なら解約する
残高を残したまま90日間取引も入出金もない口座は休眠口座となり、毎月10ドルの口座維持手数料が差し引かれます。使わなくなった口座は残高をゼロにしておくのが安全です。
資金を移すとスタンダード側のボーナスが消える
XMの資金振替では、スタンダード⇔マイクロ間ならボーナスも割合に応じて引き継がれますが、ゼロ口座やKIWAMI極が絡む振替では移動した分のボーナスが消滅します。乗り換えの前にボーナスの残高を確認し、使い切ってから資金を移すのが基本です。
自分の口座タイプを確認する方法
いま使っている口座がゼロ口座かどうかは、XM会員ページの口座カードで確認できます。口座番号の下にあるラベル(下の画像の例では「MT4 Standard」)に、プラットフォームと口座タイプが表示されます。

MT4/MT5の画面には口座タイプが直接表示されないため、複数口座を使い分ける場合は口座名で区別しておくと取り違えを防げます。
デモ口座でゼロ口座を試す
XMのデモ口座では、スタンダード・KIWAMI極・ゼロの3タイプから口座タイプを選べます。デモのゼロ口座も「手数料あり」の設定のため、手数料の計上やスプレッドの狭さを資金を入れる前に確認できます。
デモ口座の作り方と使い方は、XMデモ口座の開設方法を参考にしてください。
XMゼロ口座に関するよくある質問
XMゼロ口座について、手数料・ボーナス・レバレッジ・最低入金額・スプレッドなど、検索の多い質問にまとめて回答します。
まとめ:ゼロ口座は実質コストで選ぶ
XMのゼロ口座は、スプレッド0.0pips〜に取引金額10万ドルあたり往復10ドルの手数料を組み合わせた口座タイプです。当サイトの試算では、実質コストはKIWAMI極より高く、スタンダードより安い位置づけでした。
- 手数料は取引金額に比例し、USDJPYは1ロット約1,500円、EURUSDは約1.2pips相当、GOLDは4,000ドル時に往復40ドル
- MT4は新規注文時に往復分、MT5は新規注文時と決済時に片道ずつ差し引かれる
- 最大レバレッジは500倍、入金ボーナスとXMPは対象外(2026年11月時点)
- 狭いスプレッドが活きるのは、損切り幅の狭い短期売買やEA
- 開設は追加口座から約1分。口座タイプの変更はできない
XMのゼロ口座は「スプレッドの数字が最も小さい口座」ではあっても、「最も安い口座」とは限りません。取引する銘柄と取引量で実質コストを計算し、KIWAMI極やスタンダードと比べてから選ぶのが確実です。XMの口座をお持ちでない方は、XMの口座開設方法を参考にしてください。
XMの口座開設・ボーナス・入出金など、ほかの解説記事はXM完全ガイドからテーマ別に探せます。

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